2010年11月10日水曜日

正しい vs. おもしろい

先日デザインの研究会で、S先生のフリップにあった言葉。
技術は「知識」を対象としている。そこでは「正しい」ことを「説明」することが求められる。それに対してデザインは「実世界」を対象とする。そこでは「おもしろい」ことが「表現」されなければならない。
私はこれまで「正しさ」に惹かれてきたけれど、それはきっと「おもしろい」に結びついていたからだったのだろう。(これはよく考えると同語反復ですね。「惹かれていた」時点で、「おもしろい」が確定しているのだから。)
それではもしも、おもしろくない正しさがあるとしたら? そんなもの意味ないじゃん、と思う。(またしても同語反復だ。だって、意味ない=おもしろくない、といってもいいでしょう?)
とにかく、今さらだけど、正しいよりもおもしろいを上位において生きていきたいと思うわけだ。これは私がデザイナーだからそうしたい、ということではなくて、それが自然と思う自分だからこそ、デザインを選んだのだ、ということ。
(101110)

0 件のコメント: