理解のカタチが一つであるかのように語る、考える、あるいはそう書かれているもの、そう発言する人には細心の注意を払うべきだ。たとえば「文字ではなく、絵にすれば誰でもわかるようになるんですよ!」というような。
それが間違えているという意味ではなく、そうでない理解のカタチが必ずあるということを絶対に頭から外してはならない。たとえば、文字ではなく絵で表現することは本質的に重要なことであるのだけれど、文章的に理解したい場合や人は必ずある。
それから、「理解しやすさ」というものが一つの尺度で測れない、つまり一次の数直線にプロットできない、ということも重要である。ワールドカップで得点王を決めることは簡単だが、MVP(最優秀選手)を決めるのは簡単ではない。評価者の意見も割れるだろうし、納得のいかない評価員もいることと想像できる。
(100905)
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