言葉あるいは概念には次のような傾向があるように感じる。
個人的に、流行語やはやりの言い回しを使うことは好きではないしどちらかというと、意識的に避けている。しかしある言葉が流行ると、その言葉で表されるシーンや実態が増えるような錯覚におちいる。
たとえば、最近「だだもれ」という言葉が、一部で流行っている。何かが漏れっぱなしになってしまう状況を表す言葉だが、その言葉が使われ出すと、そう言って表現すべき状況が流行に乗ってくる。(先日、T大のメディア論のM先生が朝日新聞の中で使っているのには笑えた。)
これは、たぶんその状況を感じる感覚の回路が開かれて、さらに反応しやすくなるのだと思うが。
(100706)
2010年7月6日火曜日
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