まだあけたことのないこの扉をあければ、
まだ飲んだことのないこの薬を飲めば、
まだ一度も話をしたことのないあの人と話をすれば、
まだ行ったことのないあの駅のホームに降りたなら、
いつも話しているあの人と、一度も話したことのない話をすれば、
まだ見たことのないあの湖のほとりで足を浸せば、
まだ人がその影すらも識らない星についたら、
この砂丘のむこうに広がっているだろう海がみえたら。
それを阻んでいるのは、自分の心なのだと私は知っている。
(100624)
2010年6月24日木曜日
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