2011年11月3日木曜日

考え続ける


何にせよ、考え続けるというのは大切なことだ。でも考え続けるためには、感じ続けなければならない。
一つのことをとにかく10年くらい考え続ければ、効率が悪くても、歩みが遅くても、曲折した道筋をとろうと、そしてはじめの目標にたどり着けなくても、そこには語るべき何かがあるだろう。
考え続けるとは、つまり解答にたどりつかないまま、問題を何度も何度もくりかえし「解釈し直す」ことなのだと思う。常に解決の途中にありながら、問いを解釈し続けるためには、問いの芯となる何かを、名状しないままに頭の中に置く、つまり「感じる」という作用が必要になってくるのだと思う。

自分は、けっこう細かなことや、思わずしてしまった発言をいつまでも考え続けてしまうことがある。もっと大きな大切なことを忘れてしまうことも、それ以上にあるのだけれど。
(111103)

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