2010年6月15日火曜日

考えよ!(学生に)

「考える」ことは、最重要な行為だ。考えないことがカッコイイだなんて、夢にも思わないこと。もっと、もっと、もっと考える必要があると思う。
「感じる」ことは、特にデザインにとっては大切なことだ。しかし感じるように「努力」することは、実はむずかしい。感じることは、いわば不随意筋の仕業なので、力んでみても感じるようになるとは限らない。しかし考えることはがんばれる。そして考え続けることによって、感じることの回路は開かれうる。体験をし、考えを重ねることによって、感じられるようになる。体験を決心するのは、考えることによってのみではないか?
「仕事」というものには、実は二つしかないのだ。つまり体を動かすか、頭を使うか。あるいは両方か。ここにある物を、実際に体を使って何とかしてあそこに運ぶか、あるいは何をいつどうやって運ぶのかを考えて運ぶことを「決める」か。
(100615)

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