2011年8月14日日曜日

表現について


少し前に思ったのだが、ここ数年~10年くらいといっていいか、自分は言葉というものに魅せられている気がする。あるいは、あらためて「表現」全般に恋をしているような状況といえばいいか。言葉にしても、詩にしても、小さな絵にしても、歌にしても、何かを表現するということは、ほんとうに楽しい。それから文字を描くことも。小学生くらいまで、ノートに毎日毎日絵を描いていたときのことを思い出す。自分よりうまい人に嫉妬したり、大好きなマンガ家に私淑したり。
絵画として大作を描いたり、小説を書いたりということではなく、日々の気づきを文章に写しとったり、そこらに転がっているものや空想の事物に形を与えてみたりしたものは、私が世界をどうとらえているかということの証である。つまり私自身がどういう人間で、どういう生き方をしているのかを、私に教えてくれる何かである。
いったいそういったものなしに、私は私の顔をどうやって識ることができるというのだろうか。
(110814)

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