コンピュータと人との対話のためのインタラクション言語は、言語学のサブカテゴリと捉えることは可能なのだろうか?
言語は私たちの思考方法そのものを規定するものである。言語学はそのことも含めて、言語の成り立ちや構造を「解明」することが目的である。言語学にとって、それらが何らかの形で理解できて、他の者に説明することができれば目的を果たしたことになる。もちろん言語は生き物であるので、解明に終わりはないのだけれど。
しかし私たちのインタラクションデザインという行為の目的は、コンピュータと人とがうまく意志疎通(コミュニケート)できることであり、うまくコミュニケートできる言語の構成や形式を創り出すことである。言語学の中では、よりよい言語を生み出すための方法論は論じられているのだろうか。「言語設計学」といったサブ分野はあるのだろうか。そこではいろいろな言語の「性能」といった視点が論じられることはあるのだろうか。
※ここにも分析と統合の違いが見える。
(101020)
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